Doctor’s columm
部分はどこをとっても全体である。すなわちやや哲学的に言えば人体の全細胞はその人の思考を表現すると考えることもできます。このことは近年エピジェネティクス(epigenetics)という新しい遺伝学でも指摘され始めています。健康のためには部分だけではなく常に全体に注意を払わねばなりません。細部への過度なこだわりは全体像を見失う危険性を伴います。
そして加齢と共に健康を維持しより成熟していくためには脳が十分に前向きに機能するような食習慣、活動習慣、そして読書などによる脳の鍛錬が重要であると考えています。